出来事から感じられる大切なメッセージを描いたオリジナル短編小説シリーズ『if... ~もしも~』『Why?』を不定期執筆中。現在Twitter ikokoro & ikokoro_bookを発信中。ミニ短編だよ。(^^;)140以内なの!
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もしも未来の自分が現在に存在しているとしたら・・・もしも過去の想いが現在も存在していたら・・・
どこからともなく訪れるサインは
自分自身へのメッセージだったとしたら・・・
あなたはそのメッセージを受け取ることができるだろうか?
TMOがお届けするこのショートストーリーズ『if ~もしも~』は誰の目の前にも必ず現れる「よりよく生きるためのメッセージ」が様々な年齢、性別、職種の人たちの前に唐突に現れる不思議な瞬間を描いています。
そのメッセージが主人公に届ける『人生の調和』をしっかりと見つめてください。
心穏やかに澄み切った気持ちで…
心穏やかに澄み切った気持ちで…
★ ★
薄暗い病院の廊下をひとり歩いているのは
白衣を身をまとった看護師 由美
いつものように懐中電灯を片手に当直で深夜の見回りをしている
大病院で看護師として勤務を始めて3年目
やっとこの仕事も慣れてきた。
でも
心のどこかで何か腑(ふ)に落ちない気分の瞬間があった。
白衣を身をまとった看護師 由美
いつものように懐中電灯を片手に当直で深夜の見回りをしている
大病院で看護師として勤務を始めて3年目
やっとこの仕事も慣れてきた。
でも
心のどこかで何か腑(ふ)に落ちない気分の瞬間があった。
それは
病気に向き合う場所 病院で起こる人間模様だった。
病気に向き合う場所 病院で起こる人間模様だった。
どんな重篤で緊急を要する症状でも奇跡的に治癒する患者もいれば
どうしても治癒できない場面もある
どうしても治癒できない場面もある
その人間模様と人心の葛藤を垣間見る瞬間が
彼女には何かしっくり来なかった
彼女には何かしっくり来なかった
外科病棟の担当は色々な患者と触れ合うことになっていた。
大怪我した患者
内臓の切除の為の患者
最近多いのは突然倒れて回復する患者とそうでない患者の違いだった。
外傷は無くても・・・
そのまま帰らぬ人になるケースと
そうではないケース
外傷があっても何の障害もなく回復するケースも見てきた。
そんな場面を目の当たりにしていると、生死を分けるものは一体何なのだろうと思うことがあった。
大怪我した患者
内臓の切除の為の患者
最近多いのは突然倒れて回復する患者とそうでない患者の違いだった。
外傷は無くても・・・
そのまま帰らぬ人になるケースと
そうではないケース
外傷があっても何の障害もなく回復するケースも見てきた。
そんな場面を目の当たりにしていると、生死を分けるものは一体何なのだろうと思うことがあった。
そしてもう一つの関わりとも言える
意識不明の患者を通しての人間模様だった。
先日も
意識不明の男性が数日後に目覚め
奇跡的に回復して退院していった。
その一方では
そのまま帰らぬ人になるケースも多い
数々のケースを見ていると
ある部分が見えてきた。
意識不明の患者を通しての人間模様だった。
先日も
意識不明の男性が数日後に目覚め
奇跡的に回復して退院していった。
その一方では
そのまま帰らぬ人になるケースも多い
数々のケースを見ていると
ある部分が見えてきた。
偶然なのかもしれないが・・・
目が覚める必要がある人
そうでない人の違いに何か意味があるような・・・
そうでない人の違いに何か意味があるような・・・
目が覚めた人にはその後
生きることへの姿勢が変化。一転している一面もあるような
それは
人が変わると言われるような出来事なのかもしれないが
生死をさまよった多くの人の生き方が180度変わる人がいるという話を聞いたことがある
それと同じように
生きる意味を探す人 生きることに感謝する人
生きていることを喜ぶ人
目覚めた人たちのその後の生き方は
死と向き合った、その出来事から立ち上がり
人生をやり直しているように、どうしても感じられてしまう。
生きることへの姿勢が変化。一転している一面もあるような
それは
人が変わると言われるような出来事なのかもしれないが
生死をさまよった多くの人の生き方が180度変わる人がいるという話を聞いたことがある
それと同じように
生きる意味を探す人 生きることに感謝する人
生きていることを喜ぶ人
目覚めた人たちのその後の生き方は
死と向き合った、その出来事から立ち上がり
人生をやり直しているように、どうしても感じられてしまう。
そんな気分のまま担当移動になって1週間
今度は小児病棟の担当になった。
子供は大好きだった
でも
子供が元気になる姿は心も軽やかになるが
その反対にある悲しいケースも多々ある。
今 気がかりなのは302号室の5歳の少年だった。
入退院を繰り返している。
今度は小児病棟の担当になった。
子供は大好きだった
でも
子供が元気になる姿は心も軽やかになるが
その反対にある悲しいケースも多々ある。
今 気がかりなのは302号室の5歳の少年だった。
入退院を繰り返している。
小児病棟に移ってすぐだから詳しいことは把握できていないけど
かなりの難病だということは耳にしていた。
かなりの難病だということは耳にしていた。
でも、当のその少年はいつも笑顔だった。
そして傍にいる人に話しかけて周りをいつも笑顔にする
話すことは楽しいこと
本を読んだ感想など興味があるものを素直に言葉にする少年だった。
由美はその少年の瞳が好きだった。
前向きな姿勢も・・・
ある日
夜勤の交代前の朝の検診で少年に突然質問をされた
「このお仕事好き?」
体温計を見つめながらカルテに記録する瞬間に質問された。
由美は戸惑いながら・・・
「ん・・・そうね~」
すぐには答えられなかった。
そして傍にいる人に話しかけて周りをいつも笑顔にする
話すことは楽しいこと
本を読んだ感想など興味があるものを素直に言葉にする少年だった。
由美はその少年の瞳が好きだった。
前向きな姿勢も・・・
ある日
夜勤の交代前の朝の検診で少年に突然質問をされた
「このお仕事好き?」
体温計を見つめながらカルテに記録する瞬間に質問された。
由美は戸惑いながら・・・
「ん・・・そうね~」
すぐには答えられなかった。
人が元気になる姿を見るといい仕事だと感じるけど
そうじゃない時はどうしてもやるせない気持ちも残ってしまう。
戸惑いながら何かあたりさわりない言葉を返そうと考えていると
少年はつぶらな瞳で由美を見つめながらこう言った。
「天使っていると思う?」
「さぁ~どうかしらね~」
とっさにこれしか台詞が出ない自分が恥ずかしくもあった。
そうじゃない時はどうしてもやるせない気持ちも残ってしまう。
戸惑いながら何かあたりさわりない言葉を返そうと考えていると
少年はつぶらな瞳で由美を見つめながらこう言った。
「天使っていると思う?」
「さぁ~どうかしらね~」
とっさにこれしか台詞が出ない自分が恥ずかしくもあった。
少年は
「天使も仕事があるんだと思うんだよね。だから皆お仕事しているのかも。僕も…」
「僕も…?」
カルテを見つめながら少年に目を向けると・・・
さっきまで話していた言葉は何だったのか?と思うような現実がそこにあった。
「天使も仕事があるんだと思うんだよね。だから皆お仕事しているのかも。僕も…」
「僕も…?」
カルテを見つめながら少年に目を向けると・・・
さっきまで話していた言葉は何だったのか?と思うような現実がそこにあった。
5歳の少年は深い眠りに入っていた。
吐息が聞こえるほど熟睡している。
吐息が聞こえるほど熟睡している。
少年にゆっくり布団をかけると由美は部屋から静かに出て行った。
体温チェックは異常なし
体温チェックは異常なし
現実の言葉なのか?
それとも幻聴なのか?
それとも幻聴なのか?
確かめようにも今日は勤務交代して帰らなければならない時間
少年の言葉が気がかりのままで帰宅することになった。
「いつか確認しよう」
自宅に帰り、その日は夜勤の疲れを癒すように部屋を暗くして眠ることにした。
眠ることが最大の癒しだから・・・
少年の言葉が気がかりのままで帰宅することになった。
「いつか確認しよう」
自宅に帰り、その日は夜勤の疲れを癒すように部屋を暗くして眠ることにした。
眠ることが最大の癒しだから・・・
1日の休暇の後
いつものように交代の時間がやってきた。
連絡事項の引継ぎがはじまった。
いつものように交代の時間がやってきた。
連絡事項の引継ぎがはじまった。
淡々と前日の出来事の引継ぎが報告された。
新しい入院患者の報告
退院患者の報告
注意点の報告
そして、最後に302号室の少年が急変して亡くなられた報告と共に・・・
新しい入院患者の報告
退院患者の報告
注意点の報告
そして、最後に302号室の少年が急変して亡くなられた報告と共に・・・
由美は胸の中心が張り裂けそうだった。
立ち上がり現実を確認するかのように部屋に走っていった。
ドアを開けると・・・
そこには綺麗に片付けられた白いベットがあるだけだった。
その上には花束・・・
涙がこぼれ流れる前に
疑問だけを残していなくなるなんて・・・という
苛立ちが沸いていた。
あんなに元気だったのに・・・
あんなに透き通った強い瞳をもった少年だったのに・・・
立ち上がり現実を確認するかのように部屋に走っていった。
ドアを開けると・・・
そこには綺麗に片付けられた白いベットがあるだけだった。
その上には花束・・・
涙がこぼれ流れる前に
疑問だけを残していなくなるなんて・・・という
苛立ちが沸いていた。
あんなに元気だったのに・・・
あんなに透き通った強い瞳をもった少年だったのに・・・
そしてあの最後の言葉が気になっていた。
気のせいなのかもしれないあの言葉
気のせいなのかもしれないあの言葉
「天使も仕事があるんだと思うんだよね。だから皆お仕事しているのかも。僕も…」
沢山の意味を持つこの言葉は
由美が今後見つめていかなくてはならない出来事の始まりになった。
沢山の意味を持つこの言葉は
由美が今後見つめていかなくてはならない出来事の始まりになった。
その最後に聞いた言葉は
いろいろな意味を帯びていた。
いまだに本当の意味などわからない
少年が言った言葉の意味を・・・
少年が言った言葉の意味を・・・
でもこの仕事を通して
何かもっと深い意味や理由
「僕も…」と言った答えが見つかるような気がして
仕事に対する迷いは消え、驚くほどに集中している自分が居た。
何かもっと深い意味や理由
「僕も…」と言った答えが見つかるような気がして
仕事に対する迷いは消え、驚くほどに集中している自分が居た。
今でも「この仕事が好きか嫌いか?」という問いには明確に答えられない
でも全ての答えが必ずここに存在しているような気がして
そして、答えが存在しているのなら、
自分次第で何か一番大切なものを見つけ出せるような… そんな確信があって
でも全ての答えが必ずここに存在しているような気がして
そして、答えが存在しているのなら、
自分次第で何か一番大切なものを見つけ出せるような… そんな確信があって
今日も夜勤明けの疲れた体で
朝の通勤する人ごみをかき分けるように逆行し
帰宅する彼女の後姿があった。
その後姿は、自分の仕事への誇りと充実感だけにとどまる事なく
雑然として苛立った都会の朝の空気の中に
僅かに凛とした空気を浸透させようとしていた
朝の通勤する人ごみをかき分けるように逆行し
帰宅する彼女の後姿があった。
その後姿は、自分の仕事への誇りと充実感だけにとどまる事なく
雑然として苛立った都会の朝の空気の中に
僅かに凛とした空気を浸透させようとしていた
◆ ◆
どんな人も、この場所では、欠かせない存在であり
欠かせない大切な役割がある。
言葉も大切な役割を持って様々な形で心の中に入り込み、そのメッセージを響き渡らせる。
ただし… その言葉は、意味を見つけようとする人にだけ答えを見せてくれる。
その人の心次第で、見えない答えはメッセージとなって、その人生にしみ込んで来る。
| SHORT STORIES『 if... もしも 』scene#5 は6月上旬に公開予定です。お楽しみに。 |
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プロフィール
HN:
ikokoro
性別:
女性
職業:
メンタルセラピスト
趣味:
心理・科学・CG・PC・DNA
自己紹介:
心に何か伝わると嬉しいな。
■ Twitter 発信中!
ikokoro 心に何か伝わるメッセージを発信。
ikokoro_book 140文字以内1シーン物語も発信中。
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