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出来事から感じられる大切なメッセージを描いたオリジナル短編小説シリーズ『if... ~もしも~』『Why?』を不定期執筆中。現在Twitter ikokoro & ikokoro_bookを発信中。ミニ短編だよ。(^^;)140以内なの!
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なぜあの時…

魔法辞典の事をすっかり私は忘れていたのだろ?

気がつくと白いベットで横になって私は目が覚めた。
記憶はすべてあの当時の事が鮮明によみがえる。
先生の気持ちお母さんの気持ち友達の気持ち
すべてが見えてくるのはなぜだろう?

友達はしっかり挨拶をする僕を不安に感じなかった。
それは皆、学校での友達とのかかわりに臆病だったからだ

そんな中でも元気に挨拶する僕は不安も心配も感じなかったから人が寄ってきたのだった。
皆孤独で不安でいっぱいだったんだ!

先生も子供達とうまくやってゆけるか心配をしてる。
だから元気に先生の目を見て挨拶した僕を信頼と安心だった。

お母さんも同じだった。
朝の挨拶で元気な声で挨拶が出来ているからすべてうまく言っていると感じ取っていた。
お母さんは僕が心配だからつい小言を言ってしまっていただけだった。

最終的にはうまくいって楽しい学校生活に変わったのだった。
心配する気持ちは今ならわかる。

私にも子供が二人できたから…そして孫もいる。
挨拶が出来るからうまく行っているのじゃない
本当はそうじゃない

挨拶がすべてを変える事をこの本は伝えたかったのだ!
朝の検温の時間が来たようだった。
ピンク色の天使がやってきた。

この部屋ではボタンを押すといつでも駆けつけてくれる白衣の天使だ!

「おはようございます。変わりは無いですか?」

私は笑顔で「おはようございます。爽やかな目覚めですよ!」と
はっきりとした声と笑顔で挨拶をした。

体温を測ると笑顔で足早に次の部屋へ消えていった。
忙しい天使だ。

私は枕元にある木箱を手にして改めて魔法辞典の2ページ目を確認した。
その後いつこの本を開いたのか記憶に無かったからだ。

何が書かれていたのだろう?
そして私はいつこの本を再び手にしたのだろうか?

そこにはこう書かれていた。
「物事は繋がっています。些細な事もすべてがうまく繋がりあって起きています。」

ただこの文章を読んだだけなら何を指しているかわからないだろ。
ただ流れのまま読んでいたなら…

しかし僕がこの本を開いたときはこの文章の意味が衝撃的に感じるときだった。
学校生活が楽しくて上手くいっている時に起きたのだった。

記憶は転校することになって父親と喧嘩した後だった。

「僕は転校なんて嫌だ!」と
階段をかけ上がり母親が追いかけてきた様子を思い出した。

暗い部屋で泣いているとお母さんが心配そうに駆け寄ってきた。

そして、「ごめんね。家族がばらばらになるよりは一緒のほうがいいかな?と思ってお母さんは賛成したのよ。」
と、僕に語った。なぜ僕は涙が出たのかわからなかった。

しかし今の私はわかる。楽しい友達と別れたくなかったからだ。楽しい記憶だからだ…

あの時は感じられなかった。楽しいなんて…
結局私は次の場所へ引っ越していった。

子供の僕にはどうする事も出来ない悔しさをかみ締めて
僕はその楽しかった家を後にした。

そんなシーンが蘇りその後
新しい場所での不安なスタートを迎えるための引越しの荷解きで
目に飛び込んだ木箱を開けたのだった。


…つづく
 

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プロフィール
HN:
ikokoro
性別:
女性
職業:
メンタルセラピスト
趣味:
心理・科学・CG・PC・DNA
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ikokoro 心に何か伝わるメッセージを発信。 ikokoro_book 140文字以内1シーン物語も発信中。
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