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出来事から感じられる大切なメッセージを描いたオリジナル短編小説シリーズ『if... ~もしも~』『Why?』を不定期執筆中。現在Twitter ikokoro & ikokoro_bookを発信中。ミニ短編だよ。(^^;)140以内なの!
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ridatu.jpg潜在意識は存在しているのか?
言葉にはよく聞いていてもそれが何かは誰も知らない。
そのほんの一部だけ
体験する人達がいる。

************

僕は体が軽くなって目を覚ました。

ん?。。。

なんだ?・・・

いつもと違う感覚を感じていた。

眠りについてすぐのことだったと思う
体がとても軽くて目を開いていた

いつもと同じ部屋の様子。

ただ違うのは視界に違和感を感じていた。

そう

いつも見る景色のようでいて
少し違う感じて振り返っていた。

振り返ったその下には
今まさに眠りについたばかりの
自分が気持ちよく眠っているのだった。

しばらくその様子をみつめていた。

とても客観的に・・・

今日も1日いろいろあったもんな~
クタクタで
体がまいっているのさえ自分の事なのに感じ知っていた。

自分自身を
冷静に見守っているような感覚で
みつめている自分は不思議だった。

目の前で眠っているのも自分

それを見ているのも自分

良く耳にする
幽体離脱ってこのことなのかも・・・

。。。

不思議なことに
恐怖心や不安は一切なかった。

ただ自分自身をみつめていると・・・

目の前で眠っている姿から
どれだけの執着やしがらみに
縛られているのかを感じられた。
体の重さだけではなく心の重さも感じられた。

楽に生きることは
楽しく騒ぐことなんかじゃない

人と快適に過ごすことは
偽ってあわせることなんかじゃない

なかなか会えない恋人のことも
将来を心配して小言を言う家族の問題も
執着していたのは僕なんだ
かっこつけていただけ
。。。。

僕は一体何を演じていたんだろう?

目の前で眠っている僕は・・・・

「友達は大切にしなさい」と言う言葉を誤解して…
疲れていても誘われたら出かけてゆき

仕事場や同僚などからの意見の場でも
本心は違うのに
空気が変わることや疎外されるのを恐れて
自分を出さずに抑えている自分

恋人と会いたい気持ちも伝えることなく
時に甘えることも素直になることなく
心のうちを隠して
男と言うイメージを作って演じているいる自分

目の前で眠っている僕は
家族との問題も沢山抱えていた。

父親の厳しさや
放任主義にここ数年口を利いていなかったが
父親との接触を思い出すと
今現在は大人の僕だけど・・・

。。。。。

僕が生まれたときの
喜んでいる父の顔を思い出したりもしていた。

なぜか今の僕は父親の気持ちがすごく感じられる。
両親が生まれたての僕の姿をみつめて
現在では見たことも無いような笑顔で僕を覗き込んでいた。

。。。。

今の僕は
何を些細なことで憎んでいたりしているのだろう?
こんなに愛されていたのに・・・

目の前にいる僕は
そう。。。
歴史を持っていた。
生まれてから今までの生い立ち。

眠っている自分自身をみつめ振り返ったとき
気がつけば同時に過去も振り返っていた。

まるで映画を見るように・・・
客観的に・・・

とにかくそこで映し出されていた僕は
自分を創っている自分自身で。。。。

・・・・


自分を許せない気持ちとやるせない想いが
周りに対しても同じ気持ちで接しているのだった。
自分が偽れば他人も偽っていると感じている。
そんな僕がそこにいた。

目の前に・・・・

僕は何をやっているんだ!
こんなに疲れ果てて・・・

自分自身を大切にさえ出来ていないじゃないか

そんな自分が彼女を大切に出来るわけが無い
そして、自分の気持ちさえ見えていないのに
なぜ両親の気持ちがわかるのか?

ココで眠っている自分自身の姿をみつめて
僕は大きな苛立ちを覚えた。

お前はここでなにをしているんだ!
こんなことでは・・・・
すべきことが出来ないじゃないか!
こんなことでは・・・
見つけられないじゃないか!
こんなことでは・・・

何か理由があるんだ
生まれたわけが・・・
ココにいるわけが・・・
存在しているわけが・・・・
その訳が・・・・

。。。。


あと少しのところで生まれてきたわけが
見つけられそうな瞬間
体に衝撃が走った。

軽く落下したような衝撃が・・・・
振動を感じた。

さっきの軽やかな気持ちや自由な感じは何処にも無い。

重いからだと感覚
そしてけだるさから・・・・
一瞬目が覚めたけど
意識が薄れつつ・・・・・

疲れた体に吸い込まれるように
深い眠りに・・・・・

『絶対このことは覚えておこう!』
『いや、覚えておかなければならないんだ・・・僕自身のために・・・。。』

。。。。。

深い吐息と共に
体の休息と言われる世界へ入っていった。

そしていつもと変わらない朝がやってきた。
母親が朝食の用意をしている音で目が覚めた。

寝ぼけながらリビングへ行く
体はなんだかけだるい

そこへお父さんがやってきた。
いつもは無視していて話もしないはずなのに、
目が合ってしまった。

。。。。

目が合った瞬間
僕が生まれたときの
笑顔で喜ぶ若かりし日の父親の覗き込んだ顔を思い出していた。
瞬間的なことだった。

僕は「とぅさん!おはよう!」と声を発していた。
父親はいつもと違う僕の様子に
戸惑いながらも「お・お・おはよう」と返事をしてくれた。

そんな挨拶さえ何年ぶりなのだろう?
驚いているのは僕と父親だけではなく
傍で忙しく朝食の支度をしている母親も妹も
不思議な目で僕を見ていた。

僕は照れくさそうになりながらも
最後の一口のパンをかじり立ち上がり
「かぁさん、いつもありがとう!」と
仕事に出かけるための準備で自分の部屋に戻った。

ドアを閉めたとたん

。。。。。

心臓が高鳴りだす

あれ?何かが変だぞ?準備をしながら自問自答が始った。

僕自身が変わっている?

?!

そうじゃない
今までの僕が偽っていたのだ。
僕があるのは両親のおかげで
生まれたときのあの笑顔で全てがちっぽけに感じられるほどだった。

今の僕をみつめてほしい
この素直な僕を・・・
もっと誰かに・・・
そのとき浮かんだのはしばらく自分から連絡をしていなかった彼女の顔だった。

「今日会えないかな?すごく会いたくて・・・」
「え!?」
「何も変わったことなんて無いよ!」
「だから何時に何処にする?」
「友達との約束はキャンセルするから気にしなくていいよ」
「じゃ~7時いつもの場所で・・・」


これが楽に生きる
本当の僕

「今の僕は偽ってなんか無いぞ!」
独り言に聞こえるその言葉は
あの時、自分自身を客観的にみつめてる僕自身に投げかけていた。
そうあの時の幽体離脱した僕自身へ・・・

ふとした瞬間
見守っている笑顔の自分自身が共存しているような感じがした。

今の僕は現実の世界の中で覚えている僕
でもあの時の僕は・・・

今の僕よりも
もっと・・・
僕を知っている僕のような気がしてならない。

それくらい客観的な視点でいて
寛大な心で全ての僕を知っている僕
僕の一部
それが潜在意識の一部なのかもしれない。

***********

不思議な体験はだれもがある。
特別な人だけのものではない。
しかしその体験を言葉にする人は少ない。
なぜなら
自分だけの大切な体験だから・・・
そして受け取り方はそれぞれ自由
どう受け取っても間違いなど無い。
そう不思議な感覚の体験なのだから・・・・

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プロフィール
HN:
ikokoro
性別:
女性
職業:
メンタルセラピスト
趣味:
心理・科学・CG・PC・DNA
自己紹介:
心に何か伝わると嬉しいな。
■ Twitter 発信中!
ikokoro 心に何か伝わるメッセージを発信。 ikokoro_book 140文字以内1シーン物語も発信中。
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